人生がときめく片づけの魔法:読書メモ

人生がときめく片づけの魔法-改訂版- の読書メモ.片付けがズボラな自分を変えるきっかけになれば,と考え本書籍を読む.本書籍は片付け(断捨離)ブームの火付け役となった近藤麻理恵(こんまり)の代表的な書籍の改訂版である.尚,続編として人生がときめく片づけの魔法2-改訂版-があるが,片付けの考え方を把握することだけが目的の場合読む必要はないと思われる(読んでの所感.続編は基本的に実践・応用の位置付け).

所感

タイトルにある「ときめく」に代表される定性的(直感的)な表現が多く,自分のような定量的表現を求める自分にとっては理解が難しかったのが正直な印象.おそらくズボラな片付けは改革されないであろう.ただ,以下の点が分かったのは収穫.

  • 片付けのポイントはそれほど多くはない
  • 片付けは自己分析につながる(後述)

引用(気になった部分)

  • 片付けのポイント:一番納得した部分を引っ張ってみました

多くの人が片づけられない一番の要因は,モノが多いから.モノが増えつづける一番の原因は,自分が持っているモノの量を把握していないから.持っているモノの量が把握できないのは,収納場所が分散してしまっているから(P.41 より).

  • 片付けの効用:自己分析できるため,本当にやりたいことが見つかる.確かに納得.

自分という人間を知るには,机に向かって自己分析したり,人に話を聞いたりするのももちろんよいけれど,片づけするのが一番の近道だと私は思います.持ちモノは自分の選択の歴史を正確に語ってくれるもの.片づけは,本当に好きなモノを見つける自分の棚卸しでもあるのです(P. 237 より).

参考文献

  • 近藤麻理恵, "人生がときめく片づけの魔法-改訂版-", 河出書房新社, 2019.
  • 近藤麻理恵, "人生がときめく片づけの魔法 2 -改訂版-", 河出書房新社, 2019.