2020-01-01から1年間の記事一覧
先日 2020/12/06 (日)にスポーツチャンバラの全日本学生選手権について,ありがたいことに解説する機会を得ました. 大会前日は全然寝ることができないほど不安でしたが,無事に解説できてホッとしています. スポーツチャンバラの素晴らしさ,及び会場の…
「一足一刀」という概念がある:元は剣道用語であり,以下で定義される. 一歩踏み込んだ攻撃がギリギリ当たらない間合いのこと. 要するに「遠からず近からず」ということであるのだが,これがスポーツチャンバラでは以下の2つの観点から重要である. 一足…
これは,練習の成果を試合で使用・応用できるようにするためのスポーツチャンバラの練習構成方法について記したものである.2019 年のお盆に後輩から「合宿の練習メニューをどうするべきか悩んでいる」という話に自分なりの回答を示すため作成した.ただし本…
デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化された計算機による侘と寂1の読書メモ.魔法の世紀 2 から3年,著者のパワーアップした考えがてんこ盛りに書かれた作品となっている.扱う話題が人工知能から荘子までべらぼうに広く,また非常に硬い文体であるため,…
シン・ニホン 1 の読書メモ.本書はファクトベースで現況・及び日本(国民)が打つべき手について幅広い観点から論じられている.読むには骨が折れるボリュームであるが,読むと著者が相当な熱量を以ってして書いていることが分かり,かつその知見は今後の行…
巷ではようやくスポーツチャンバラの練習が再開された:ありがたいことに現在学生の一員として練習に参加させてもらっている.個人的には後輩に楽しいチャンバラライフを過ごしてほしい1と考えているので,練習時5分程度時間をもらって技術的なポイントを伝…
カーネル多変量解析 1 の読書メモ.データの解釈しやすさを保ちつつ非線形データに対応するカーネル法の基礎を知ることを目的に読み進めた.後半の理論的な部分に関しては自らの浅学な部分が災いし理解に至らず.今後の自分に期待. 以下に同書籍の気になる…
量子コンピュータが本当にわかる! ― 第一線開発者がやさしく明かすしくみと可能性 1 の読書メモ.著者は量子コンピュータ開発の最前線に立つ研究者である.量子コンピュータというコトバはよく聞くが,その中身を理解していない現状があり,当該書籍を手にと…
指導教官,及び他の学生と定例ミーティングを実施する際に議事メモを作成し,ミーティング後内容を展開し確認してもらっている. 議事メモを作成している理由は,議論した内容を間違って把握したり,食い違いが生じたりすることを防ぐためである.この議事メ…
そのうちなんとかなるだろう 1 の読書メモ.著者は大学入試の評論でよく取り上げられている学者,のイメージが強いかもしれないが,合気道の高段位者であり,武道の概念を噛み砕いて言語化してある著書が多数確認される. 今回は,ぱっと読んだところ以下後…
ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書2 「勉強」と「仕事」はどこでつながるのか 1 の読書メモ.高校生の頃前作2から色々学ぶ点があり3,続編からも学べる点はあるのではないかと考え(今更ではあるが)読むことにした. 所感・引用(気になった部分) 以下3…
言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか [1] の読書メモ.読むモチベーションはというと,漫才についての考え方が体系的に書かれており,その考え方を知りたい…といった高尚なものではなかった.単純に以下の文章が心に引っかかって(というより何か共感を…
物理学者,機械学習を使う 1 の読書メモ.物理学者が機械学習を組み入れるときの視点2が何であるかを知るため読むことにした. 所感 物理学者が機械学習を組み入れるに際しては,物理モデルと機械学習モデルとを比較して,それらの共通項を見つけて適用して…
筆者は修士課程終了後,とある企業に入社,研究開発部門に配属されることになったのであるが,そこでの経験から以下列挙する所感を得た.そして大学時代の研究がしたくてたまらなくなり,一度きりの人生,思い切って退社した上で博士課程に進学,勝負する覚…
できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか 1 の読書メモ.著者は心理学者であり,本書はタイトルのとおり論文執筆の方法について指南したものである.みのんさんのツイート に触発されて読書を決意.文章執筆の心構えを知ることを目的に本…
魔法の世紀 1 の読書メモ.著者は自身をメディアアーティストと称し,波動現象を用いたメディア装置(音場を利用した Pixie Dust,電磁場を利用した Fairy Lights in Femtoseconds 等)を研究開発を専門としている.電磁波動現象に興味を持つ身として,著者…
2020/01/12 に A-LABO@秋葉原で開催された SASSEN(サッセン)体験会に後輩(下の写真,掲載許可貰ってます)が参加すると聞き,Web記事,Twitter 等の情報で以前から興味があった筆者は,便乗する形で参加することにした. A-LABO@秋葉原と後輩 情報を見る…
情報理論1 の読書メモ.著者は情報幾何(情報理論と微分幾何学とを併せた学問分野)の第一人者であるためか,さわりの情報量(§1)の説明が非常に明快で分かりやすい2.そのため以下に備忘を示す. 「§1.1:情報量とエントロピー」のメモ 情報に共通な本質…