【読書メモ】ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書2 「勉強」と「仕事」はどこでつながるのか

ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書2 「勉強」と「仕事」はどこでつながるのか 1 の読書メモ.高校生の頃前作2から色々学ぶ点があり3,続編からも学べる点はあるのではないかと考え(今更ではあるが)読むことにした.

所感・引用(気になった部分)

以下3点,強烈に印象に残った部分を引用する. その1:ジャズシンガー綾戸智恵の発言より.

大人って自分の頭の中で0点から100点まで,目盛りを決めちゃってるの.そして相手が100点の答えを出してきたら褒めるんだけど,120点の答えを出してきたら褒めない.どういうわけだか「ちゃんとやれ!」と言ってくる.自分の許容範囲を超えたものを,認めようとしないの.(P. 32 より)

自分が有する計測器について,長さそのものを拡張する努力をしているか,また相手が120点の答えが出てきたときに素直に凄いと認められるか,自ら問う必要性を感じた次第.

その2:これも綾戸智恵の発言.本書で一番引っかかった一節.

生きていれば,表現するものの中にその人の人生が映し出されるの(P. 41 より)

いずれ言語化できるくらいに意味が把握できるようになりたい.

その3:西成活裕(学者,「渋滞学」で有名)の発言.発想が面白いと思った.

利他というのは道徳的なお話じゃなくって,「合理的な利己主義」のことなんです.

ただし上記,実は「情けは人の為ならず」と同義であったりする.先人たちはうまいこと言うわけで.

以上

  1. “ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書2 「勉強」と「仕事」はどこでつながるのか,” 講談社, 2009.

  2. “ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書~なぜ学び、なにを学ぶのか~,” 講談社, 2007.

  3. 一番印象に残っているのは,「部分は全体を包括し,全体は部分を構成する」(部分を極めると全体像が見える)という原則である.